銚子電力株式会社(本社:千葉県銚子市、代表取締役社長:伊東 孝之)は、千葉県銚子市(市長:越川 信一)および株式会社Looop(本社:東京都台東区、代表取締役社長 CEO:中村 創一郎)と共に、2021年2月16日に銚子市より表明された「ゼロカーボンシティ銚子」の実現に向け、再生可能エネルギーの導入促進をはじめとした持続可能なまちづくりに取り組むことで合意いたしました。
■ゼロカーボンシティ銚子とは
環境省では、2050年までにCO2などの温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目指す旨を表明した自治体を「ゼロカーボンシティ」とし、全国の自治体に対し参画を呼びかけており、 2021年2月10日現在で、233自治体が表明を行っています。(千葉県内では千葉県ほか9市が表明)
銚子市もこの呼びかけに賛同し、地球温暖化防止の意識啓発をより一層高め、再生可能エネルギーの利用や導入を推進するため、「ゼロカーボンシティ」を表明しました。
■取り組み内容
2050年の脱炭素化の実現に向け、銚子電力・銚子市・Looopの協働で官民連携による再生可能エネルギー導入の推進、地球温暖化防止をはじめとする地球環境保全への貢献に長期的な視点で取り組みます。
取り組み①
公共施設における銚子市由来の再生可能エネルギー電力の利活用の推進
2021年度に統合される「銚子西中学校」に、2021年4月より、銚子電力がLooopから調達する銚子市内の陸上風力発電所「銚子ウィンドファーム」(運営:コスモエコパワー株式会社)で発電された再生可能エネルギー由来の電力と、非化石証書を組み合わせたCO2排出係数ゼロの電力を供給します。
今後は、すべての公共施設に対するCO2排出係数ゼロの電力の供給を目指すとともに、空き公共施設への太陽光発電設備の導入などを検討していきます。
取り組み②
再生可能エネルギー関連設備導入・地域マイクログリッド構築
官民連携により、公共施設および一般法人や一般家庭への太陽光発電設備の導入を推進し、発電された電力を銚子電力が調達、域内へ電力供給を行うことで銚子市の脱炭素化に貢献していきます。
また、 実質再生可能エネルギー100%メニューの提供のほか、自治体との地域マイクログリッド構築事業に取り組んでいるLooopの知見を活かし、災害等による大規模停電時に一般送配電事業者の系統線から切り離し、地域単独のネットワークによる自立的な電力供給が可能なエネルギーマネジメントシステムの構築を目指します。当該エリアには太陽光発電設備はもちろんのこと、蓄電池やEV等の設備を導入し、エリア内で電力融通を行うことで、電力コストの最小化を実現することが可能です。
当社は、銚子市が推進する洋上風力発電などの再生可能エネルギーのポテンシャルを最大限に活用しながら、ゼロカーボンシティに向けた取り組みを進めてまいります。